1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  11 ,2017

ビジネス、心理、マーケティングを軸にいろいろなニュースや事象を分析します


プロフィール

なおゆき

Author:なおゆき
Web広告代理店でシステムエンジニアをしています。
セルフイメージはProblem Analyzer(問題を分析する人)。

このブログでは、IT を中心に
新ビジネスのニュースや現場でよくある問題について
分析します。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
--

Category: スポンサー広告

Tags: ---

 

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

08

Category: 日常

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

秘密保護法案に思うこと
秘密保護法案が可決された。その反応はどうも情緒的なもの、否定的なものが多く、私のような素人にはわかりにくい。

こういうときは原理原則に立ちかえって考えるのがよいと思う。ここでは政治における原則を2つあげておく。

①継続と変革
②立憲主義

国家が優位性をたもつために、外交・軍事はオープンにできない代物である。これらに一貫性がなくては、その政府は他国から正統性を疑われる。ある国では政権が変わった場合、内政は変わっても、外交は変わらないようにしていると聞く。それは、一貫性と正統性のためである。

一方で立憲主義の本質は権力の分散にある。権力が集中するとある種の熱病にうかされ、判断を誤る。そのことを指摘したのはプラトンだった。君主が有能であることは稀であり、凡庸であることはほとんど常であり、無能や邪悪であることは悲劇を生む。そのことを指摘したのはバジョットだった(だろうか)。

政治の中で立法、行政、司法に分割された。立法の中でも、純粋な立法としての役割とチェックする役割に分割された。さらに政府を監視する機能として投票者が存在した。投票者に政治を解説するものとしてジャーナリズムが機能した。とくに投票者のチェック機能は知る権利として規定された。


さてお気づきだろうか。外交・軍事の秘密性・一貫性と投票者の知る権利は対立している。民主主義国家がかかえる本質的な対立なのである。

かつてはジャーナリズムもこのところをわきまえていたらしい。佐藤優さんの著書によると、近年、外交問題に発展しかねないスクープがあった。体制に反発することを由とする幼稚なリベラリズム、とでもいうべき報道がなされたことは嘆かわしい。

また尖閣諸島問題で海上保安部保安官が動画を流出させたこともあった。これは当時の政権が中国へ弱腰だったこと、真実が隠されていたことへの不満として出されたものだった。しかし同盟国からみれば、共有した機密情報がもれる可能性を疑いたくなるであろう。


要はこの矛盾をうまいことやっていくことが民主主義国家の課題のひとつである。方法には二つある。法による規制と良識による運用である。今回実施されたのが法による規制だった。

近代以降、知識は平等化が促進されてきた。Webによって情報は世界中へ拡散するようになった。国境というものを超えたレイヤーで情報が行き来するようになった。かつては大きな隔たりであった国境が陳腐化しているのである。その意味で法による規制は時代に逆行するものと言えよう。

可能性をもつのは、良識による運用である。政権を担当するものが教養を持ち、自らの世界観を、国民のみならず、世界中の人々に伝えねばならない。それは企業がおこなうブランディングとマーケティングと同じである。政治の仕事に携わる者の知識を方向づけ、成果としなければならない。それは企業がおこなうマネジメントと同じである。そして自らの影響が起きたときに、迅速に誠実に説明し、対策を打たねばならない。それは企業がおこなうリスクマネジメントと同じである。


政治と行政にたずさわる方々が良識ある運用をされることを望む。
スポンサーサイト

Comments

Leave a Comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。